結論から言うと雅叙園、最高!
いろいろホテルにはうるさい僕でさえ、
文句のつけようがないレベルだった。
すごく大きな施設だけど、総部屋数が23しかない。
少ない部屋数だからこそ、スタッフによるきめ細かいサービスが可能。
エレベータで待たされることもないし、チェックイン、チェックアウトの混雑もなし。
朝食ものんびり食べられる。
当然と言えば当然なのかもしれないが、
こうした基本を押さえたホテルがどれだけ少ないことか。
◆ひ、広い!!
部屋の広さは80u
広いことは知っていたが実際に部屋に入ったときの感動はなかなかのものだ。
今回泊まったのは和洋室タイプ(全部畳の和室タイプもある)
まずはベット。
写真にうつってるスペースだけで普通のホテルのゆったりツインぐらいの広さ。
テレビと畳スペース。
テレビは先ほどのベットからも見えるように配置されている!
窓からの景色。
小さな緑のスペースがあるのとないのとでは全然違う。
夜景とかは望めないが、これで十分癒される。
パソコン用のデスク
LANケーブルが差してあり、高速インターネット可能。
ちなみに回線速度は下り35Mbps、上り26mbpsとまずまず。
◆ジェットバスとスチームサウナ
風呂は大理石のジェットバス
浴室も広くて清潔。
浴室内にトイレが1つあるが、実は部屋入口のドアのすぐ横にもトイレがある。
つまりトイレは2つ!
宿泊中は風呂のトイレは使わなかったので、ニオイなども気にならず快適だった。
すぐ横に、サウナとシャワースペースがある。
サウナルームと浴室の外にサウナスチームのボタンがあり、
ボタンを押すと約30分くらいで45度くらいの適温になる。
この辺もチェックインのときにスタッフが案内してくれて
丁寧に説明してくれる。
上はスチームで曇ったサウナルーム。
湿度がすごいのであんまり入っていられないが、
けっこう汗が出る。
ここで汗を出して、横でシャワーを浴び、
上で紹介したジェットバスでボコボコ音をさせ
「あああああ・・・・」と言いながら疲れをとるw
アメニティ関係も充実してるようだ。
とにかく雅叙園に泊まったらこの風呂を堪能してほしい。
こういった高級旅館は東京にはなかなかないし、
外資系ホテルでは決して味わえない心地よさだ。
テレビの下にはDVDプレイヤーもあった。
さすがにルームサービスは結構な値段をとられる
ミックスサンドで1700円。
他にも冷蔵庫のドリンクもウーロン茶で500円オーバーと
びっくりする値段なので、ここだけ注意しておく必要がある。
無料のティーパックもあるが。
ちなみにぼくらは近くのコンビニで大量にドリンクを持ち込んだ。
◆豪華絢爛な螺鈿(らでん)細工や内装
雅叙園には至る所に日本の伝統工芸が施されていて、
その美しさにも感銘を受けた。
まずエレベーターには螺鈿(らでん)細工。
黒い漆塗りに螺鈿の模様が引き立つ。
各階、各エレベータによって図柄が違うので楽しい。
エレベータ内もこんな感じ。
もっと見ていたいのに、すぐ目的の階に着いてしまうのが惜しい。
館内を歩けばこんな雰囲気のロビー
壁には浮世絵っぽいポップな絵が飾ってある。
天井を見上げても楽しめる。
ロビー横のトイレの壁。
漆黒に映えるサツキの花。
このセンスにはマジで感動した。
蒔絵とか螺鈿とか、漆とかそういった伝統工芸が好きな人は時間を忘れて楽しめる空間だと思う。
特に今の日本では若い人の方がこういった芸術美にインスパイヤーされることが多いのかもしれないとふと思った。
チェックインしてから1時間くらい部屋内でくつろいだ後、
上で紹介した館内の芸術作品を見て過ごす。
そろそろお腹がすいてきたので、
ホテル内の夕食バイキングへ。
◆夕食と朝食
夕食はイタリアン。
宿泊費に食事は含まれていないので外に食べにいこうかと思ったが、
少し雨が降っていたのでホテル内の一番安いところへ。1人4900円。
店内ではバイオリンとギターの生演奏をやってた。
上でさんざん芸術的なものにふれたせいか、食事中の生演奏は正直どうでもよかった。
というか、演奏者とその知り合いらしき客との馴れ合いが見苦しかった。
まあここらで辛口コメントを書いておかないと、
全体が素晴らしかったので悪い点はどうしてもこういうどうでもいい点になってしまうw
さて食事。
味はまずまず。
バイキングと言っても一応シェフコーナーがあって
肉とか魚をその場で料理してくれる。
レストラン内も混雑してなくてスタッフの目が行き届く。
終わった皿はすぐに下げてくれるのがいい。
翌朝の朝食も同じレストランでバイキング。
洋食。
写真を意識して軽めにとったけど、もっと食べれば良かった。おいしい!
和食。
フルーツも。
朝食もゆったり。多くのホテルで朝食時に宿泊客が殺到して席に座れない、相席になったなどの
苦情を見かけるが、雅叙園はそんな心配はない。
◆庭園を散策
朝食後は館内の庭園を散策。
この日はきれいに晴れてくれて気持ちのいい天気だった。
庭園内は滝もある!
新緑と太陽の光と滝の音、目と耳で自然を感じられる贅沢な場所で
ここが目黒駅から徒歩10分以内の場所ということを忘れてしまうほど。
◆百段階段
チェックアウトはお昼の12時の余裕があるので
散策が終わって一休みした後に雅叙園の見どころの1つ百段階段へ。
宿泊客は無料で見られる。
残念ながら百段階段は撮影禁止だった。
全体の印象としては、他の伝統工芸美と同じ系統という印象。
百段階段が特別というわけではなかった。
まあぼくとしては百段階段を見学する前の段階で十分満足してたので
やや物足りなさがあったがさほど気にならなかった。
◆見どころ
部屋の広さとサウナ、ジェットバス。
それから館内の螺鈿細工、特にロビー横のトイレは必見。
1泊2日で2人あわせて42,000円
都内でこの広さの部屋に泊まれば、2人で5万〜10万は取られるだろう。
豪華絢爛なセンスは人によってはtoo muchに受け取るかもしれないが、
日本の伝統的なスタイルをちゃんと踏襲しているのでむしろそれがいい。
ホテル内をいろいろ探検して見て回れる楽しみがあって、1日中飽きさせない。
まあ普段辛口のぼくが言うのだから間違いない。
目黒雅叙園、絶対に行くべき!
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